2016年11月9日水曜日

低音域を練習するというスコトーマ

ブログタイトルを少し変えて「エッセイ→レポート」にしました。
「エッセイ」だと「つれづれなるままに~」みたいな、思いついたことを好きなように書いていく感じですが、もう少し論理的にスッキリ書いていきたいのです。

さて、先日色々あって「音程わからないモード」になり、頭の中の音程がカオス状態になりました。
そんな中、「パートオブユアワールド」の録音をしたら非常に手こずり、「これはいかーん!」と一念発起しました。

まず、ちゃんと正しい音程を覚えようと思いました。
とりあえず、手元にあった「ディズニーベスト・オブ・ベスト250号記念盤」の楽譜を見て一通り音取ってみました…。

すると、「これは難しい!」と思った曲があって、それは「美女と野獣」の中の「ひとりぼっちの晩餐会」(Be our guest )です!

日本語詞で言うと、最初の「大事なお客さま」が「シレミーレシソレ」で「ま」が「低いレ」で「これは出ない!」と思いました。
その後、だんだん転調していって最後は「#ドミ#ファーミドラミ」になります。
低いと思いつつも出してみると、意外と出るので「あれ?」と不思議に思いました。

低音は未知の領域


そもそも、「低音を出す」こと自体してないので、「開発されてない未知の音域」だったのです。
そして「自分は低音は出ない」とか「女声はこの音域では歌わない」とか、信じて疑ってませんでしたから、これまで出そうともしていませんでした。

それで、その低音域を練習したら、なんと「音程カオス状態」だった頭の中がスッキリして「スコトーマが外れた!」みたいな感覚になりました。

スコトーマとは心理的盲点のことで、私にとっては「低音を出す」ことがまさに盲点だったのです!
なにしろこの世はスコトーマだらけですから。
ブロックというのとはまた違う「思い込み」ですね。「思い込み」とは真逆の「認識すらしてない」部分でもありますね。
そういうのって色々な角度から試して、気付いていくものなのでしょうね。
いかに先入観を持たずになんでもできるか、が重要ポイントでしょう。

そして、低音を練習するメリットとして、「小さい声量で出せる」というのがあります。
近所迷惑を気にして、控えめに高音を出したらのど痛めそうですが、低音はのどに負担なく小音量で出せるので、いつでもこっそり練習できます!

というわけで、音痴克服に向けてまた新しいスタートを切ったのでした。
多分、発声とかも変わるかもしれませんね。
今までと出してる感じが違う気がしますし、また開発していくのが楽しみです。

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